出生前診断(NIPT)について
当院は2023年2月よりNIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)を実施しています。
NIPTとは妊婦さんの血液を用いて、おなかの中の赤ちゃんが染色体疾患(21トリソミー・18トリソミー・13トリソミー)をもつ可能性を調べる検査です。当院では妊娠11週0日~13週6日に採血をします。
当院は日本医学会「出生前検査認証制度等運営委員会」によりNIPTを実施する医療機関の連携施設として認証されており、和歌山県立医科大学附属病院(基幹病院)と連携しています。
検査前に、ご夫婦で遺伝カウンセリングを受けていただきます。
検査結果が陽性または判定保留となった場合、その後の遺伝カウンセリングや検査は和歌山県立医科大学附属病院で受けていただきます。
対象となる方は当院で妊婦健診を受けている方や当院で分娩予定の方で、以下の適応がある方に実施します。
ただし、以下にあてはまる全ての妊婦さんに受けていただく検査ではありません。
・高年齢(分娩予定日に35歳以上)の妊婦さん
・母体血清マーカー検査や胎児超音波検査で、胎児が3つのトリソミー(21トリソミー、18トリソミー、13トリソミー)をもつ可能性を指摘された方
・これまでに21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーをもつ児を妊娠したことがある方
・ご自身またはパートナーが染色体転座保因者で、胎児が上記のトリソミーをもつ可能性を指摘された方
・カウンセリングを受けた上で、胎児の3つのトリソミーに対しての不安が解消されず、検査を強く希望される方
出生前検査(NIPT)外来は 月曜日 金曜日 15:15~16:15で行っています。
妊婦健診とは別の外来となります。
ご希望のある方は、受診時にお伝えください。
2023年4月1日
〒644-8655 和歌山県御坊市薗116番地2
ひだか病院 TEL 0738-22-1111(代表)